「で、Nさんのお腹の調子、悪くなってない?」と寮母長。
しかし、Nさんが下痢したようすはまったくない。
でも、とりあえずNさんの部屋はもちろん、Nさんの立ち入りそうな場所には、食べては困る物を置かないようにチェックすることにした。
特に洗剤や消毒液は目の届かないところ、手の届かないところに保管する。
しかし、ハンドクリームをなめているところを見つかって取りあげられたNさんは、それがキッカケになったかのように、落ちつかなくなってきた。
何かにっかれたように早足で歩きまわるのだ。
そして、手ごろな物を見つけると、すぐに口に入れる。
みかんの皮、目薬まで食べた。
碁石を口に入れようとして、職員があわてて止めたこともある。
しかし、やはり下痢することもないのは不思議です。