☆強いウォンと韓国経済
これらの産業部門で輸出が増えることをテコとして量産体制に入り、一層の発農をする過程で生産力が充実し、国際競争力を強化するようになりまする。
同じようなことは昭和30年代の後半から昭和40年代前半の日本産業と円レートについていえるでしょう。
ウォンを固定しておいて韓国産業はこのような発展の過程にあるし、韓国政府は輸出を伸ばし、産業を発展させる方針をとっています。
したがって、すくなくとも今後数年間、ウォンは強い通貨にとどまることでしょう。
☆強いウォンと韓国経済
韓国はウォンをあえて過小評価のままにしておき、輸出を伸ばしています。
原則的には通貨のレートは実力に近い水準が望ましいのですが、産業の急成長と高度化が進行している時期においては、為替レートを過小評価気味にしておくことも是認されるでしょう。
幼稚産業保護論とほぼ同じ論理です。
つまり、産業構造が軽工業中心から重化学工業化しつつあるので、既に競争力の強い軽工業品ばかりでなく、新しく発展しつつある重化学工業製品が世界市場にエントリーするために競争的な為替レートを維持する必要があります。
☆強いウォンと韓国経済
韓国の交易条件は石油の大幅値上げで輸入価格が急上昇した1974年に悪化したけれども、1975年以後はむしろ改善の方向に向かいました。
1974年以降、ウォンの対ドル・レートが固定されたことによって、為替レートの下落による輸入価格の上昇という事態をさけることができたのです。
いずれにせよ、70年代後半においてウォンは強い通貨となりました。
☆強いウォンと韓国経済
70年代に入ってからの韓国の貿易収支の著しい改善を、価格および数量の面から考察してみましょう。
まず、最も顕著なことは輸出数量であり、1971年から1977年までの間に、実に5・06倍にはねあがりました。
これに対して、輸入数量も韓国の成長とともに増えたけれども、2・05倍に増えたにすぎませんでした。
注目されるのは、1ドル=484ウォンにペッグされた1974年から1977年までの問に、輸出数量は2・○倍に増えたことでした。
価格面で注目すべきは、輸入価格が安定していたことです。
☆強いウォンと韓国経済
1974年以後、ウォンは、1ドル=484ウォンにペッグしていますが、1977年までに輸出は4倍に増え、この期間における国民総生産増加の47%は輸出によるものでした。
1971年における韓国の国民総生産は62億8000万ドルでしたが、輸出額は10億6700万ドルにすぎず、輸出依存度は16・3%でした。
ところが1974年に30・7%と3割をこえたのです。
そして、1977年には輸出が100億ドルの大台をこえ、輸出は国民総生産の39・8%を占めるに至りました。
☆強いウォンと韓国経済
韓国が為替レートを固定して輸出を伸ばしたので、70年代の韓国の高度成長は輸出主導型でした。
いいかえると、為替レートを低目におさえて、輸出を大幅に伸ばすことになりました。
とりわけ、1974年以降輸出は韓国の成長に大きく寄与しました。
すなわち、韓国の国民総生産は4・8倍にはねあがりましたが、同じ期間における輸出は11・8倍と飛躍的に増えました。
オルフェーオは歌とたて琴の力で彼らをなぐさめ、ついに冥府入りを成功させる。
光景が目に思い浮かびます。
精霊に導かれてエウリディーチェが現れ、彼は愛の神にいわれたとおり妻の顔を見ないように注意しながら地上へ進む。
しかし案の定、オルフェーオはタブーを破り、まだ地上への途中というのにふりむいて妻を見てしまう。
たちまち倒れる妻の姿に絶望し、われとわが胸を刺してあとを追おうとするオルフェーオ。
この愛に神々も感動し、エウリディーチェはよみがえる。
羊飼いやニンフもまじえて、一同は愛の神に感謝し、はなやかなフィナーレのうちに幕となる。
いとしい妻エウリディーチェが急死して詩人オルフェーオは涙に明け暮れている。
悲しいです。
すぐれた詩人のなげきは大神ジュピターをも動かし、愛の神が訪れて、特別に生きたまま彼が冥府へゆくことを許し、そこで復讐の女神たちをしずめることができたなら妻を現世に連れ戻せる、と告げる。
ただし彼は、ぶじ地上に戻るまで妻の顔を見ることはできず、そのタブーを彼女に語ってもならない、もしこれを破ると永遠に妻を失うことになる、とも愛の神は語る。
もちろんタブーは破られるためにあるのだ。
王は何かといえば現れる盾持ちを不審に感じながら、まさかそれが婚約者の王女とは気づかない。
ロミルダとアルサメーネの誤解はとけ、アタランタは姉の恋人をあきらめるが、セルセはロミルダをあきらめない。
セルセからロミルダは王族と結婚させようといわれた彼女の父アリオダーテは、勝手に娘の相手をアルサメーネと思いこみ、神殿で二人を結婚させる。
怒ったセルセは弟と争うことに。
しかしアマストレが命を賭けてセルセを助けようとし、そのけなげさにワガママ王も目が覚めて、めでたく二組の恋人たちは結ばれる。
ペルシャ王セルセは弟アルサメーネの恋人ロミルダに恋してしまい、強引に王妃にしようとするので、まわりの人々は気が気でない。
これをチャンスと思っているのはロミルダの妹アタランタで、彼女はかねてから姉の恋人アルサメーネを好きなのだ。
アルサメーネはいとしいロミルダに手紙を書いて従者エルヴィーロに届けさせようとするが、アタランタがたくみにそれを奪い、さらに手紙はアルサメーネからアタランタへの恋文として王セルセの手に渡ってしまう。
誤解が誤解をまねき、ロミルダとアルサメーネは互いに恋人に裏切られたと思いこむ。
セルセの婚約者アマストレは彼の変心を悲しみながらもあきらめきれず、男装して王の盾持ちになりすまし、戦場へまでついてゆく。